『罪と罰』を観た

こんにちは!

『FTMつよしくんの気になる言葉を考えるよ』ブログにお越しくださいましてありがとうございます!



前回の記事でも少しお話いたしましたが、何度でも言います。

ぼくは女優の大島優子ちゃんがAKB時代から大好きです!!!

彼女は去年の9月まで1年間ほどほとんど芸能活動せずに海外に語学留学してました。

インスタくらいしか更新されなくて本当に寂しかったです…(笑)

が、ファンクラブをやめることなく待ち続けたら、ついに復帰!久しぶりにお知らせのメールが来たときは叫ぶほど嬉しくてテンションが上がりました(笑)

改めて大好きなんだと自覚しましたね。

そして、先日ついにその大島優子ちゃん復帰第一作目と言える舞台、『罪と罰』を観に行ってまいりました~!

本日のブログは、いつものFTM関連の話は一旦置いておいて、舞台について書こうと思います!ネタバレを恐れず書きますのであしからず!

『罪と罰』という作品について

まずはそこからですよね。

ぼくが大島優子を連呼しているせいで分からなくなっているかもしれませんが、こちらの物語の主人公を演じているのは俳優の三浦春馬さんです。

で、ヒロインが大島優子ちゃん。

娼婦という役どころで、どんな苦しい役どころなんだろうと恐る恐る観に行ったんですが、確かに苦しい作品ではありましたけど、非常に前向きな潔白な女性として表現されていたように思います。

『罪と罰』原作者はフョードル・ドストエフスキー

ウィキペディアさんによりますと、ロシアの小説家、思想家みたいです。

当時広まっていた理性万能主義(社会主義)思想に影響を受けた知識階級(インテリ)の暴力的な革命を否定し、キリスト教、ことに正教に基づく魂の救済を訴えているとされる。実存主義の先駆者と評されることもある。反ユダヤ主義者としても知られる。

ぼくは原作を読んだこともないし、ドストエフスキーの作品に触れること自体今回が初めてでしたが、引用の

当時広まっていた理性万能主義(社会主義)思想に影響を受けた知識階級(インテリ)の暴力的な革命を否定し、キリスト教、ことに正教に基づく魂の救済を訴えているとされる。

という部分、舞台を観てとても強く感じたことでした。

海外も日本もそうですが、昔の小説って本当に難解ですよね。文化が違うから海外のものは尚更なんでしょうけど。

物語は、主人公の三浦春馬演じるロジオン・ロマノヴィチ・ラスコリニコフが自分が考える思想に基づいて、社会の為に人殺しをする。というところから始まります。

貧困からの脱却という裏テーマがありそうなくらい貧困の人が出てくるんですけど。

その貧困を救うため、というような名目で人殺しをするんですよね。

彼が考える思想とはこうです。ウィキペディアさん引用

自分は一般人とは異なる「選ばれた非凡人」である。その立場なら「新たな世の中の成長」のために一般人の道徳に反してもいい

過去の英雄や偉人たちはみな、生きているときには変人奇人扱い。そして彼らが死んだあと一般人たちは価値観を変えられたことに気付き、彼らの銅像を作って崇める。

一般人が現在の支配者なら、特別な人間は未来の支配者である。

しかし、その偉人たちが行ってきたのは殺人である。

というような理屈だったとぼくは解釈しました。

とんでもねぇやべぇやつですよねラスコリニコフ。(笑)

そのくせ人殺したらその罪の意識に苛まれて狂っていくという。非常に人間らしいんですけどね。

そして、ものすごくいい奴ではあります。自分も金がないのに、殺した老婆の金を盗んで貧困のために娼婦になったソーニャ(大島優子)の家族にお金あげちゃうんだから。

印象的だったこと

主人公のラスコリニコフは自身が考える思想と罪の意識の間でめちゃくちゃ葛藤するんです。

そして、最終的に母と妹に別れを告げてしまう。

そこに行くまでの間、ラスコリニコフはかなり情緒不安定というかw

周りからは頭がおかしくなったと思われて病気だから休めと言われるんです。だけど、母親や妹、親友のラズミーヒンは心配してそばにいてくれる。それが辛くて苦しくて『一人にして!お願いだから』って言うんです。

そうやって優しくされる度に

『どうして僕を苦しめるんだ』って言うんですよね。

何度も出てきたセリフだったからかもしれないですが、このセリフがとても印象的でした。

こういう気持ちってわかる気がします。

辛くて誰かに助けてほしいのに、甘えたら、甘えてしまったことでまた自己嫌悪になるというかね。もう優しくされることも苦しうなってしまうことってありますよね。

今は、ないですけど。(笑)

常に甘やかされていたいし優しくされたいですね、ぼくはwww

人間らしさ

登場人物がみんな人間らしくてかわいかったんですが

やっぱり主人公のラスコリニコフの人間らしさがとても印象的でした。

世界の為に犯した殺人だから罪ではないと思っているはずですが、やっぱり良心がある為に葛藤するんですね。

それが、本当にさっきも書きましたけど情緒不安定の何者でもないのwww観ていて『いや、どっちだよ!!!!』って何度も思いましたw

でも、わからなくもないんだよなぁ…って。

こういう状況の時ってあるよね、と。殺人した状況ではなくてね?(笑)この相反する主張を同時に持っている状態。自分の良心や常識と自分の信念や思想が食い違っている場合ってありますよね。

今回の物語のような殺人ならさすがにどっちが間違えているのかなんてすぐにわかりますけど

恋愛のことや人生観といった正解がわからないような価値観の話になると、常識や良心と自分の信念や思想がぶつかり合って苦しくなったりすることってありませんか?

例えば、不倫とか浮気とか。ぼくは一概にそれは間違ってる!!!って言えないんだけど、『不倫』『浮気』ってワードを聞いただけで顔をしかめてそれは間違っていること!ってはっきり言える人って、逆にすげぇなと思うんですよね。

よっぽど幸せに生きてきたんだなって。

それぞれの状況を知らないで、不倫や浮気が悪いとは言えないよね。いろんな事情が人にはあるわけだし。わからないけど。わからないから、ぼくは言いたくないって思いますね。

まとめ

お芝居を観に行くのも久しぶりだったので、とてもいい気分転換になりました。

苦手なジャンルの作品かなと思ったけど、そんなことなかったですね。

むしろ、とても良い気付きや学びが得られたように思います。

人間の人間らしさって弱くて儚いんだけど、とても愛しいとも思いますよね。それを三浦春馬さんは見事に表現されていました。圧巻。

大島優子ちゃんも、儚いだけの女性ではなく、弱くて強い美しい女性を表現していました。前は、ただ弱いだけの守ってもらう女性って感じの役になっていることがほとんどだったんですが

ちょっと変わったような気がする。何となく。

1年間仕事から離れて、何かを得たのでしょうかね。ブログやファンクラブメールを見ていると何となくそれを感じます。

どんどん素敵な女優さんになるんでしょう。楽しみですね。

やっぱり、ぼくは大島優子ちゃんが大好きです(笑)

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