FTMが受ける乳房切除術の全貌 手術当日編

こんにちは!

『FTMつよしくんの気になる言葉を考えるよ』ブログにお越しくださいましてありがとうございます!

ワクワクドキドキハラハラの胸オペ当日の思い出です。

胸オペ自体の簡単な説明の記事もあるのでそちらを読んでからの方がわかりやすいと思います。

読んだことのない方はこちらへどうぞ!



  • 初めての手術当日
  • 胸オペで一番つらかったこと
  • 全身麻酔からの覚醒
  • 次の日の朝
  • まとめ

初めての手術当日

胸オペをする為に手術日を予約してから二回ほど通院しリスクなどの説明や検査(あんまり覚えてないからそんなにたくさんはなかったはずw)を受けて、いよいよ手術当日です(/・ω・)/

ぼくは実家を離れて一人暮らししていたので母が心配して駆けつけてくれました。なので、当日は笑顔で家を出たことを覚えています。

余談ですが、胸オペの前日に母が『いよいよ公衆浴場に行けなくなるからスパに行こう』と言ってくれてスパに行ったという思い出があります(笑)

その時すでにホルモン療法を開始していたのでどちらにせよ公衆浴場は行きにくかったんですがw無理やり行きましたねww

普通のFTMは身体を見られることも女風呂に女として入ることも嫌なんでしょうけど、ぼくにはあまりそういうプライドはなかったです(笑)

それに、せっかく母がお風呂大好きなぼくを思って誘ってくれたのでね。

病院に到着

病院はそんなに大きなところではなかったので、オペをする日と通常の外来の日と分かれていました。だから、ぼくがオペする日はぼくしか患者さんがいない状態なので受付したら最後にもう一度先生と話してすぐに準備です。

確か、オペの前日の何時以降は飲食禁止とかそういう感じだったと思います。全身麻酔だからね。

一旦トイレを済ませて、ガウンみたいな手術着に着替えて、看護師さんがぼくの手に点滴の針を入れてくれたんですが

普通の点滴の針じゃなくてものすごい太い針だったんですよね。

入らないよそれ絶対!と思うほど太かったし普通に痛くてしょっぱなから若干心が折れた記憶があります(笑)

で、ちょっと待ってから歩いてオペ室へ。

全てのことが生まれて初めてなので分からないことだらけ。次に何が起こるのかもわからない状況に本当に緊張していましたが、不思議と不安や恐怖はなかったですね。やっぱりそこは長年夢見た自分の姿を想像して期待に胸が膨らんでいたんだと思います。

先生が来て全身麻酔を入れる前に、色々とやることがあるのですが

心電図を見る為に、身体の何か所かにシールみたいなものを貼られて心臓の具合をチェックされます。これは手術が終わるまでずっとついてるやつです。

緊張に集中していたら急に話しかけられて裏返った声で『はいぃ!』って言ってしまったのが今でも恥ずかしいです(笑)

スポーツやっていたか聞かれたのですが、ぼくは学生時代バスケットボールをやっていたのでそう伝えると、『君、、、スポーツ心臓だね』って深刻そうに言われました。え?もしかしてダメなの?と思って、何かやばいんですか?って聞いたら、『んーん、バスケっぽいなーって思ったから聞いてみた(笑)』

やめてーーーーーー!

マスク美女のお茶目さーーん!!!(笑)

『緊張すると思うけど、寝てる間にちゃんと終わるし、大丈夫だから心配しなくていいよ』って優しい声で言ってくれて違う意味でドキドキしましたね(単純w)

そうこうしているうちに先生が来てくれて(元気~?って言いながら来たw)いよいよ麻酔です。

確か、背中に針を刺したんですよね。噂によるとめっちゃ痛いって聞いてたんですが全然痛くなかったですね。しょっぱなの点滴の方が本当に痛すぎてw

で、じゃあお薬入りまーす!みたいな声と共に記憶がぶつんと途切れて、気が付いたらベッドにいました。

胸オペで一番つらかったこと

しょっぱなの点滴もそうですが、もっとつらかったことがありました。

胸オペは全身麻酔なので手術後に覚醒してもすぐには起き上がれないんです。で、トイレに行けないので尿を取るのに直接尿道に管を刺して流すんですよね。

わかりますよね?(笑)

看護師さんが管を入れてくれるんですけど、痛いというより、なんか変!って感じです(笑)

気持ち悪いとしか言いようがない感覚です。

入れられること自体も嫌なんだけど、あれがずっと入ってるのが本当に気持ち悪くてつらかったですね。

覚醒した後も次の日の朝まで外せないので、ずーーーーーっと気持ち悪買ったです。もうずーーーーっと。

お願いしたら取ってくれるかもと思って看護師さんに、おしっこがしたいような気がしますって言ったら、笑顔で『気のせいですよー』って流されて終わりました(笑)

まじかよと思ったんですが次の日の朝には慣れていて、人間の適応力ってすげーなと思いました。でももう入れたくないですね、尿道には何も(笑)

全身麻酔からの覚醒

全身麻酔からの覚醒も地味につらかったです。

なんでしょう、あれは…痛いとかじゃなくて、だるい、みたいな。

そして、よくわかんないけどめっちゃ寒い。すごい寒かった記憶があります。なにしろぼーーーーっとして頭が回らないというか、覚醒してもずっと寝ぼけてる感じなんですよね。

寝ぼけている時って後で考えると全く意味不明なことをやっていたりするじゃないですか?あれが何時間か続いている感じで

だから、寒いとかだるいとか確かにそうなんだけどよくわかんなくて、というか覚醒してすぐの時は状況が把握できなくて『??????』ってなってました。なんでこんなに寒いの?え?みたいな(笑)

戸惑う→すぐ寝る→起きる→戸惑う→すぐ寝る→起きる→戸惑う…

という永遠ループwww

でも時間的には、手術開始が15時とかで、はっきりと時間が見れるくらいまで覚醒したのが21時くらいだった気がするので、永遠ループはそんなに長くはなかったんだと思います。

21時くらいにやっといろいろと把握できてきて、その頃に尿道にぶっ刺さっている管が気持ち悪いなーと徐々に気付き始めたら今度は眠れないという地獄が始まります(笑)

こんなに寝たしもう寝れないよ!!!お腹空いた!!トイレ行きたい!うおおおおおーーーーー!!

という状態です。つら(笑)

ちなみに、この時は手術跡の部分はだるいけど痛いとかはなかったです。恐らく、『眠れないお腹空いた尿道の管取ってほしい』の三大苦が辛すぎて気付かなかったんだと思います。我ながら本当にのんきでおめでたい頭だと思います(笑)

それでもまた寝て起きてを少し繰り返して、23時くらいには完全に就寝した気がします。色々と力尽きた感じで。

手術後の方が忙しかったですね(笑)

次の日の朝

おはようございます!(笑)

やっと朝です!

胸がだるい!!

ここでやっと胸オペした人らしい感想。

自分の胸元を見ると、わりと立派な管が左右一本ずつぶっ刺さっていて、ここにもあったんかーーーーい!!(笑)

胸の横、つまり腋の下の方には大きなリンパ管が通っていますので手術後はしばらく胸の方にリンパ液が溜まるんですね。で、そのリンパ液は溜めておくと良くないので管を刺して体外に流すんです。

個人差もあるようですが、次の日にはリンパ液が溜まらなくなる人もいれば何日かかかる人もいるらしいです。

ちなみにぼくは確か、2週間くらいかかったのかなと思います。

それでも次の日の朝には、胸に刺さっている管は抜いてもらえます。

それを抜く気持ち悪さがこの胸オペの乗り越えるべき最後の難関だと思ってください(笑)

擬態語で表現するとまさに『デュルン』です(笑)気持ち悪かったー(笑)

そして帰宅、最寄り駅での後悔

最後の難関『デュルン』を無事乗り越え、帰る準備をして帰宅です。

電車で普通に帰宅です(笑)

いやー長いようで早かったなーそれにしても身体だりー。と思いながら電車へ。

母に何時ごろ駅に着くよと連絡したら、迎えに行くと言われましたが最寄り駅まで自転車で来ていたぼくは自転車あるからいいよと。

それでも行くからと言われたのでお言葉に甘えて迎えに来てもらうことに。

心配性だなーなんて思っていたのですが、なんと、駐輪場の柵から自転車を持ち上げることすらできないほど胸元がだるい!!気付かなかった!(笑)

考えてみたら、腕を水平に上げることすらだるくてやりたくない状態で、力を入れるとか何かを持ち上げるなんてもってのほか。

母はわかっていたんですねー。いやーすごいわー(笑)

結局、母に自転車を押してもらって帰りました。ださ(笑)

お昼ご飯を食べて、そうだ胸についてるガーゼみたいなものを交換しよう!となったので、初めてのガーゼ交換です。

前の記事でも書きましたが、ぼくの胸から糸がグサグサ出ていて、この2日でどんだけぶっ刺さってんだよと思いましたが、傷跡は確かに生々しくて若干引きましたw泣いている母の手前、大丈夫痛くないよと言うのが精一杯でしたが。

その後は、本当にだらだら過ごしました(笑)

やっぱり疲れていたんでしょうね。それでも帰宅したその次の日にはかなり元気になっていたので、回復は早かったです。



溜まるリンパ液

先ほども言いましたが、手術後しばらくは胸にリンパ液が溜まります。

ぼくは2週間くらいはた溜まっていたので、2~3回ほどリンパ液を抜いてもらいました。

ぶっとい針を胸に刺して(刺されてばっかw)胸をグッと押されて管から血交じりの黄色っぽい液が出てくるんですが、これが全く痛くないんです。

胸オペは乳腺を摘出するので、細心の注意を払って手術してもどうしても胸の神経を傷つけてしまうんですね。

少しずつ回復はするのですが、完全に元通りになるかは約束できないという話は先生から聞いていました。

手術あとしばらくは、歯医者で麻酔された後のあの感覚と同じものが胸にありました。だからグッと押されると痛みではなく変な感じがしてぼくは気持ち悪かったです。

ちなみに今もやっぱりほんのちょっとだけ変な感じです。かなり回復はしていますが。

乳輪と乳首は一番よくわからない感覚です(笑)

一言で言うと、『感度最低の胸』

個人的にはすごく気に入っていますけどね( *´艸`)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

手術当日の流れとしては

病院到着

トイレ、着替え、点滴

オペ室で心電図、尿道に管、全身麻酔

オペ

永遠ループ地獄

『デュルン』

帰宅

という感じですね。

長々と書きましたが、実際こんなもんです。

病気ではないですから。

ただ、やっぱりリスクは大きくあります。気持ちのいいことではないですし。身体的にもきついはきつい。

あとは、自分自身がどうしたいかだと思います。

よく、『親からもらった大事な身体にむやみにメスを入れるなんて』みたく言う方がいますが

その『親からもらった大事な』人生を『死にたい』と思って生きるよりよっぽどいろんなことを大事にしているだろうがとぼくは思ってます。

親に死にたいと言ったことはありますか?子供に、生きるのが辛い死にたいと言われた親の気持ちって考えたことありますか?

そんなこと言うくらいなら、傷だらけでもかっこいいだろ、幸せに生んで育ててくれてありがとうって言う方がよっぽど親孝行だと思いませんか?

笑顔で生きる以上の親孝行はないとぼくは信じてます。

それに、親の為に胸オペを我慢したところで、いつかそれを親のせいにする日が来るんじゃないでしょうか?

あなたの為に自分は我慢をしたんだ!と。

誰かの『為』はいつか誰かの『せい』になります。

親の為だなんて自分の人生に責任が持てない人のセリフです。

ぼくはぼくの為に生きる。それがきっといつか誰かの為になると信じて。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

それではまた!!

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